| 夜一人でいるときに、怖くて眠れない
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ご夫婦二人の家族で、犬を飼っている方の家で起こった事件です。
いつものように奥さんが夕方、
犬の散歩に出かけて40分くらいで帰ってくるまでの間に泥棒が入りました。
お金を数十万とブランドのバッグが盗まれました。
さらに、一番ショックだったのは、
大切にしていたおばあちゃんの形見のネックレスと結婚指輪を盗られたことです。
物を盗られるだけでなく、いっぱいの思い出まで盗られてしまった気がして、
悲しくて仕方ありません。
叶うならば、お金を払ってでも取り戻したいと思っています。
その後の日常生活では、犬の散歩に行って自分の家に帰ってくる時、
泥棒が居るのでは?と不安になります。
ご主人は出張で不在が多いため、奥さんが夜一人で2階に寝ている時、
1階で物音がしたり、裏庭でセンサーライトがついたりすると、
また泥棒が来た様な気がして、不安で眠れなくなってしまいます。
自分の家の中にいながら、
不安に過ごさなければいけない生活に変わりました。
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| 一度だけでなく、何度も被害に遭い引越しする事に
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私のところもそうでしたが、何度も被害に遭う家があります。
一度被害に遭ったということは、泥棒から見て入りやすい家だという事です。
その要因が無くならない限り、また被害に遭う可能性があります。
Aさんは、ある時、玄関の鍵が開いていたので、
「あれ?閉め忘れて出かけたかしら」と思い、
たまに忘れるときもあるので、その時は疑問に思いませんでした。
三日後、タンスに入れておいた現金20万円がないのに気が付き、
ご主人に話をしましたが、
「別のとこにしまったんだろう」と取り合ってくれません。
侵入された形跡がなかったので、警察にも届けませんでした。
半年後、また玄関が開いていた時がありました。
家の中を見ても、泥棒が入ったような様子がありません。
もしやと思い、現金を置いていた引き出しを見ると、
お金だけが10万円ありませんでした。
今回は、これは泥棒だと思ったので、
家の周りを照らすように自分達でセンサーライトをつけて、対応しました。
しかし、一年後、また被害に遭い、
今度は財布、現金、貴金属類など総額80万円の物が盗られました。
これ以降、奥さんは日常生活を泥棒から見られ、狙われているような気がして、
毎日不安になってしまいました。
奥さんが体調不良になったのを機に、住み慣れた町を離れ、引越をしました。
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| 泥棒に強姦された
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マンションに一人で住んでいるある女性の例です。
夜、寝ているときに、人の気配を感じたので目を覚ますと、
タンスの引き出しを開けている中年の男と目が合いました。
起き上がって叫び声を上げようとした時、
タオルを口に押し込まれ、上から押さえ込まれてしまいました。
その後、パジャマを脱がされ、強姦され、
男は持っていた携帯電話のカメラで、女性の裸を何枚も撮り、
「警察に届けたら、お前の写真を近所にバラまくからな」
といって玄関から出て行きました。
女性の部屋がマンションの3階ですが、
雨樋を伝ってベランダに登り、窓ガラスを破って侵入されたのです。
この女性の知り合いから、
侵入被害に遭ったので防犯対策をしてほしいと依頼を受けました。
女性が、最も安全度の高い防犯対策を望まれたので、
後で聞いたところ、
単なる侵入被害でなく強姦されていたのだというのがわかりました。
女性はその後の報復が怖いため、被害届は出していません。
被害が物だけで済んでいるうちはまだいいいですが、
この女性のように、心の傷、体の傷を負い、
普通の日常生活をできなくなってしまう例に私は出会います。
「被害に遭ってからじゃ遅いです。でも、被害に遭わないとわからないんです」
と言われた相談者の言葉を私は忘れられません。
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