五寸角について
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五寸角の集成材
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HABITAは構造体である木材の柱に、五寸角の集成材を標準仕様にしています
奈良、京都や飛騨高山には500年以上経つ木構造の民家がたくさんあり、築500年前後の建物の柱は五寸角でした。
現在の住宅の柱は、三五角(10.5cm)や、四寸角(12cm)がほとんどです。
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三五角・四寸角・五寸角の曲がり強度差を比較すると、
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木は鉄よりも火災に強い?
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木材は、ある程度の厚さや太さがあれば、表面が焦げるだけで、それ以上はなかなか燃えません。
これは、表面の炭化した層が断熱材の役目を果たし、木材自体の可燃性ガスの発生を防ぐからです。
そのため、柱が倒壊するようなことは少なく、古い民家などでは、火事で焼け残った柱や梁などを増改築に転用することがよくありました。
五寸角のメリットのひとつは、火に強くなることです。つまり、火災で命が助かるのです。
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なぜ、木は鉄よりも火災に強い?
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その理由は…
平均的な建物の火災温度は約700℃〜950℃の範囲と言われています。
しかし、木材は約250℃に達するまで引火しない上に、ある程度断面が大きいと、 いったん燃えても表面に炭化層をつくるだけで火は内部まで進行しないため、強度が低下しにくいという性質を持っています。木材の断面が大きくなると表面は焦げて炭化層ができます。逆にそれが、断熱材の役目を果たし、木材自体の可燃性ガスの発生を防ぎ、酸素の供給が絶たれ燃えにくくなります。 1000℃以上になっても必要強度は保たれます。
これに対し、一般的に火に強いと考えられている鉄は、550℃を超えると急速に柔らかくなって変形し、その強度が大幅に低下します。
住宅の場合、骨組みが崩れ落ちてしまうことにもなりかねません。
鋼材の強度は、230℃を超えると急激に減少し、およそ750℃で残存強度は10%となってしまいます。その時の木材の残存強度は75%です。
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