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現場実況中継/地下OUB工法 外周の地中梁配筋



2000年8月29日

■まずは舟形




 地下OUB工法 の場合、耐圧盤と外周の地中梁を同時にコンクリートの打設を行う。つまり、舟を造る要領で、まず舟底と側面を造ってしまい、外部からの水の進入を防ごういう考えである。
 このため、配筋の手順も一般工法と異なっていて、耐圧盤と外周の地中梁の配筋を先行して行い、内側の地中梁と1階床スラブの鉄筋は、準備だけしておくことになる。

耐圧盤と外周の地中梁の配筋がほぼ完了したところ


プラスチック製のスペーサーで下側の鉄筋と床の捨てコンクリートとの間隔を確保する

上側鉄筋が下がらないように、鉄筋で加工したスペーサーが入っている


排水管などの設備配管用スリーブ 土に埋まるところなので、止水用のパッキングが取付けてある スリーブの補強は既製品を利用している

電気配管とボックスを予めセットしておく


緑色の線がアース線 捨てコンクリートの一部に穴を開け、アース棒を地中に差し込んでいる

内側の地中梁のスタータップは、1本の鉄筋で上まで配筋ができないので、スラブレベルから90cmのところでとりあえずフック止めでとしている