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現場実況中継/コンクリート圧縮強度試験 試験練り



2000年8月23日

■コンクリート工場へ




 建物のコンクリート打ちが本格的に始まるため、コンクリートの試験練りを行った。場所は、現場から車で10分ほどの宇部コンクリート工場。川の側は、地下水が豊富なので、水を大量に使うコンクリート工場の立地には最適。
 奥の建物に事務所と試験室があり、そこへ入り、早速試験が開始された。試験を行う3人は、手馴れたもので、次々と手順をこなしていき、写真を撮るのも、追いつかないほどのチームワークだ。
 スランプ値は、試験体を引きぬいたときに、どれだけ崩れるかという値で、30cmの試験体を引きぬいても、形がくずれない時、スランプ0となる。今回は高さが12cmで18cm崩れたので、スランプ値は18となる。

川沿いにある、宇部興産のコンクリート工場


試験体となる材料を正確に計量する

左から水、セメント、細骨材1・2・3、粗骨材が入った容器


材料投入後、1分30秒間ミキサーで混練りする

ミキサーの底から、コンクリートを取り出す


スランプ試験器具にコンクリートを入れる

鉄の棒でコンクリートを突き空洞をなくす


スランプ試験器具をゆっくり引きぬく

コンクリートがぐじゃっとなる


スランプ値(高さ)を測定する

フロー(幅)を測定する


ワシントン型エアメーター、空気量を測定する

試験体を6本作成する


養生室に運ばれる

塩分濃度を測定している


試験体は48時間後、水中養生室に移される

左から八王子・青梅産の粗骨材、富津産の細骨材3、奥多摩産の細骨材2、青梅産の細骨材1