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現場実況中継/地鎮祭



2000年7月7日

■いざ、地鎮祭




 この季節の台風は、接近しないで通りすぎてしまうことが多いのに、台風3号がまもなく上陸の予報。朝から、天気が心配であったが、少し風が強いだけで、暑くもなく寒くもなく、地鎮祭には、もってこいの陽気。
 9時に敷地に行き、準備を始める。敷地北側に3m四方に木製の杭を打ち、ビニールのヒモで竹をくくりつけた。毎日、竹に水を差していたが、葉はある程度カサカサという感じになってしまっているが、まあ、問題なし。荒縄を張り、砂袋を車から下す。神饌や水、お酒なども順次車から降ろしていく。
 設計者として、20回ほど地鎮祭を経験しているが、全てカトリックで執り行なわれたために、神式は初めての経験なので、要領を得ない。
 10時30分になると、建設会社の方々が、到着。地面から50cmぐらいのところに締めておいた荒縄を見て、「これちょっとまずいですね」と外し、上の方に締めなおし始めてくれた。なるほど、なるほど、これは、まかせた方がよさそうだ、と思っているいるうちに、神主さんもワゴン車で到着、ワゴンの後ろから、祭壇やお供え物の台などが次々に運び出してくる。
 これ「かわらけ」かなあ?と思いつつ、ギザギザの形に切った白い半紙(後で分ったのですが、これは紙垂(して)というそうです)を、1辺に4ヶ所ずつ荒縄の縫い目に挟み込むのを手伝った。南東の角に砂の円すい形の小山ができている。みなさん手馴れたもんだなぁと、改めて感心。あれよ、あれよというまに、準備が完了。
 さっそく地鎮祭が始まる。小川建設の伊藤さんが司会をやっていただけた。ありがたいことだ。神主さんの儀式が10分ぐらい続き、いよいよ鍬入れの儀式。「鍬を渡されたら、祭壇に向かって一礼して」言われるがままに、「エイ、エイ、エイと掛け声かけながら、左、右、左と3回鍬をいれてください」。引き続き、小川建設の雪下支店長、鋤を持って同じように、「エイ、エイ、エイ」しかし、年期が違う。





 そして、玉串奉納、神主さんから、ギザギザの半紙が付いた葉っぱを渡され「これが玉串か...」と思っているうちに、「祭壇の...に、下の方を祭壇に向けて奉納してください」という説明。真剣に聞いていたものの、何をどうすればよいのやら、祭壇のどこなのか、わからなくなってしまった。それを察してか、すかさず神主さんの助け舟「祭壇の前で、一礼して」「玉串を祭壇の下の段の真中に奉納して」「2礼し、拍手を2回打ち、最後に1礼」これまた言われるがままに。続いて、母、妻と3歳の長男、そして雪下支店長が同じように。
 こうして無事、地鎮祭が終了。神主さんに初穂料と車代をお渡しし、記念撮影。午後4時ごろから雨が降リだし、夜は大雨に強い風、ぎりぎりセーフであった。