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現場実況中継/地下OUB工法 耐圧盤の配筋スタート



2000年8月24日

■耐圧盤、下段の配筋




 建物の底の部分は、地下からの圧力を受け、その力に耐える盤となるため、耐圧盤と呼ばれる。この建物の耐圧盤は、厚さが25cmで、直径16mmの異形鉄筋を、つまりD16を20cmピッチ(@200)で縦横に、上下2段で並べる。
 地下OUB工法 の場合、H鋼でできている架台の部分には、鉄筋が配置できない。このため、あらかじめ、架台に鉄筋を通す穴を開けておいたのだが、小さすぎたために、D16の鉄筋がうまく入らない。このため、やむなく架台の両側に鉄筋を配置したのだが、@200の予定であったがこの部分だけ@280となってしまった。鉄筋工事の職人は「鉄筋の本数が入っているから大丈夫」と呑気なものである。住むのは私、とんでもない。構造設計の荒波さんに対応を確認している。
 今後、配筋を通すためのH鋼の穴あけは、中央に開けるのではなく、両側をそぎ取るようにカットすれば、今回のような問題は発生しないと思われる。

■@200は確保

 構造担当の荒波さんの意見を確認した上で、鉄骨の架台のウエブの脇をカットして、鉄筋のピッチを@200確保することに決め、現場担当の大森氏に指示をだした。

縦横D16@200の下の配筋が完了したところ。中央部分は地反力が強いため@100としている。



架台の両側に鉄筋を配置し@280となってしまった部分










バーナーでウエブの脇をカットしたところ。左側にカットしたピースが見える(8/28)


鉄筋のピッチ200が確保できた(8/30)